就活を進めていると、
「結局、自分は何を信じればいいんだろう」
と感じることがあります。
SNSを開けば早期内定の報告が流れてきますし、周囲を見るとインターンや選考がどんどん進んでいるように見えます。
企業ランキングや口コミも気になる。
エージェントを使えば、おすすめ企業も紹介される。
情報はたくさんあるのに、なぜか前より迷ってしまう。
そんな経験がある人も多いのではないでしょうか。
ただ、この状態は情報不足が原因とは限りません。
むしろ情報が多いからこそ、自分の考えが見えにくくなっていることがあります。
この記事では、就活で主導権を失うとはどういう状態なのか、そして自分で判断しながら進めるためには何を意識するとよいのかを整理していきます。
就活における主導権とは何か
主導権という言葉を聞くと、
積極性がある人やリーダータイプの人をイメージするかもしれません。
ただ、就活でいう主導権は少し違います。
簡単に言うと、
「自分で考えて、自分で選べる状態」
のことです。
企業選びも、
応募先も、
内定承諾も、
最後に決めるのは自分です。
もちろん周囲の意見やアドバイスは参考になります。
ただ、それらをそのまま受け入れるのではなく、
自分なりに整理して判断できる状態でいたいところです。
就活で主導権を失うとはどういう状態か
主導権を失うというと、
誰かに無理やり決められるような状況を想像するかもしれません。
実際には、もっと自然な形で起こります。
例えば、
- SNSで見た情報に影響される
- 人気企業ばかり気になる
- 周囲の進捗が気になって焦る
- 勧められた企業を深く考えずに受ける
- とりあえず応募を続ける
こうしたことは珍しくありません。
問題なのは行動そのものではなく、
「なぜその選択をしているのか」
が分からなくなることです。
自分で決めているつもりでも、
気付けば周囲の情報に引っ張られている。
それが主導権を失っている状態だと思います。
主導権を失うと何が起きるのか
情報に振り回される
企業を調べる。
口コミを見る。
また別の企業を調べる。
情報収集をしているはずなのに、だんだん何が良いのか分からなくなることがあります。
判断する基準が曖昧なまま情報だけ増えると、
選択肢が広がるというより、迷いが増えてしまうことが多いからです。
判断がぶれやすくなる
昨日は大手企業が良いと思っていたのに、
今日は成長環境が気になる。
次の日には福利厚生を重視したくなる。
こうしたことはよくあります。
もちろん考え方が変わること自体は悪くありません。
ただ、軸が整理されていない状態だと、比較するたびに判断も変わってしまいます。
行動量ばかり増える
説明会に参加する。
ESを書く。
インターンに応募する。
一見すると順調に見えます。
ただ、自分がどこへ向かっているのかが曖昧なままだと、頑張っているのに手応えを感じにくくなります。
内定後も迷い続ける
主導権を失ったまま就活を終えると、
内定をもらった後も迷いが残りやすくなります。
本当にこの会社で良かったのか。
もっと良い企業があったのではないか。
そうした不安が消えにくくなります。
他人との比較を始めると主導権を失いやすい
就活で迷いやすくなる原因の一つが比較です。
友人の内定。
SNSの選考報告。
人気企業ランキング。
就活体験談。
参考になる情報はたくさんあります。
ただ、それらを見続けていると、
いつの間にか
「自分はどうしたいか」
ではなく、
「周りはどうしているか」
を基準に考えるようになります。
本当はメーカー志望だったのに、
周囲がIT企業を受けているから気になる。
本当は働き方を重視したいのに、
有名企業だから応募してみる。
こうしたズレは意外と起こりやすいものです。
就活は競争でもありますが、
最終的に選ぶ企業は人それぞれです。
だからこそ、
周りと同じ選択をすることより、
自分が納得できる選択をすることの方が大切なのだと思います。
主導権を取り戻すために必要なこと
特別な能力が必要なわけではありません。
まずは判断する順番を整理することから始まります。
情報を集める前に考える
企業探しから始める人は多いと思います。
ただ、その前に
「自分は何を大切にしたいのか」
を整理しておく方が進めやすくなります。
情報収集は、その後でも十分間に合います。
正解探しをやめる
就活をしていると、
どこかに正解の企業があるように感じることがあります。
ただ、100点の企業を探そうとすると、なかなか決められません。
最後は、
自分にとって納得できるかどうか
という視点が必要になります。
優先順位を決める
やることが多い時ほど、
何を先に進めるかを決めることが大切です。
全部を同時に進めようとすると、
かえって前へ進みにくくなることがあります。
自分の基準で選ぶ
企業選びも同じです。
知名度や人気だけではなく、
自分が重視したい条件から考えてみる。
その方が、後から振り返った時に納得しやすいと思います。
就活で本当に差がつくのは判断力
就活では、
学歴や面接力が注目されることもあります。
もちろん、それらも大切な要素です。
ただ実際には、
何を優先するか。
どの企業を見るか。
どこで決めるか。
そうした判断の積み重ねが、就活全体に大きく影響します。
同じような能力を持っていても、
判断が整理されている人は前へ進みやすく、
整理できていない人は迷いやすい傾向があります。
理系就活ロードマップで伝えたいのも、
知識を増やすことだけではありません。
状況を整理し、
自分なりに考えながら進めることです。
就活力とは、
特別なテクニックではなく、
判断する力なのだと思います。
就活は自分の人生を決めるプロジェクト
就活をしていると、
企業から選ばれる側だと感じることがあります。
もちろん選考では評価されます。
ただ、本来の就活は企業を選ぶ時間でもあります。
どんな環境で働きたいのか。
どんな仕事に関わりたいのか。
どんな人生を送りたいのか。
そうしたことを考えながら進めるからこそ、
就活には意味があります。
誰かの正解を探すより、
自分なりの答えを見つける方が、結果的に納得しやすいと思います。
まとめ|主導権を持つとは自分で判断すること
就活では、
情報が少なくて困るというより、
情報が多すぎて迷う人の方が多いかもしれません。
SNS。
ランキング。
口コミ。
周囲の進捗。
参考になる情報はたくさんあります。
ただ、どれだけ情報を集めても、
最後に決めるのは自分です。
この記事で整理したかったのは、
情報を増やすことより、
判断できる状態を作ることの大切さです。
迷うこと自体は悪いことではありません。
迷ったときに戻れる基準があるかどうか。
そこが大きな違いになると思います。
周りに流される就活ではなく、
自分で考え、自分で選ぶ就活へ。
それが、主導権を持つということではないでしょうか。
次に読みたい記事
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→ 理系の企業選びの基準|迷わないときに、まず整理しておきたい判断軸

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