「理系の就活は大変そう」
「研究もあるのに、企業研究やES、面接対策まで全部できる気がしない」
就活について調べ始めると、やることの多さに不安になる人もいると思います。理系では、研究や実験と就活を両立しながら、自分の専門をどこまで仕事につなげるのかを考える必要があります。企業を調べれば、研究、開発、設計、生産技術、品質保証など、さまざまな職種も出てきます。
実際、理系就活には理系ならではの難しさがあり、簡単だとは言えません。
ただし、
「考えることが多くて難しい」からと言って、「自分には就活ができない」ということではありません。
理系就活が難しく感じるのは、選考そのものというより、選考前に確認したり判断したりすることが多いからです。
何を確認すればいいかが分かれば、やるべきことも具体的になります。
この記事では、理系就活がなぜ難しく感じるのかを整理し、そのうえで自分で進める方法とサポートを使う方法の両方を考えていきます。
この記事で整理したいこと
- 研究との両立、専門の生かし方、職種や募集条件の違いなど迷いやすいポイントを整理
- まずは「研究の予定」「専門の生かし方」「興味のある職種と募集方法」の3つを確認
- 自分で進められるところは、一つずつ準備
- 時間がない、判断しにくい、行き詰まっているときは、大学のキャリアセンターや就活エージェントなど第三者の力を借りる
理系就活で難しく感じる3つのポイントと、まず確認すべきこと
① 研究や実験と就活の両立
研究室に所属すると、実験、ゼミ、研究報告、学会などがあり、自分の都合だけでは予定を動かしにくいことがあります。そこへインターン、会社説明会、ESの締切、Webテスト、面接などが重なると、一気に忙しくなることがあります。
まず確認することは、研究が忙しくなりそうな時期と、就活へ動きやすい時期です。
数か月先まで正確に予定を立てる必要はありません。
「学会前は忙しくなりそう」
「夏休みは比較的動きやすそう」
といった程度でも構いません。
研究と就活の予定をあらかじめ重ねて見ておくと、時間に余裕があるうちに進められることが見つけやすくなります。
② 専門をどこまで仕事に生かすか
理系だからといって、専門そのものを必ず仕事にしなければならないわけではありません。
研究内容に近い仕事を探す方法もあれば、大学で学んだ基礎知識や、研究を通して身につけた考え方まで広げて仕事を探す方法もあります。
まず確認することは、自分が専門をどのくらい仕事へつなげたいと思っているかです。
たとえば、
- 研究内容に近い仕事をしたい
- 専攻は生かしたいが、仕事内容は広く見たい
- 専門そのものより、理系で培った考え方や経験を生かしたい
くらいのイメージで十分です。
今の段階で就職先まで決める必要はなく、企業や職種を見ていくうちに考えが変わっても問題ありません。
③ 職種が細かく分かれていて、企業ごとに募集方法も違う
メーカーの技術系だけでも、研究、開発、設計、生産技術、品質保証、技術営業など、さまざまな仕事があります。
そのため、「どの会社に入りたいか」だけでなく、その会社でどのような仕事をしたいかまで考える必要があります。
有名な企業だからといって、自分が興味を持っている仕事を募集しているとは限りません。
さらに、職種を指定して応募する企業もあれば、技術系としてまとめて採用し、入社後や選考途中に配属を決める企業もあります。募集している職種、対象となる専攻、推薦の有無なども企業や年度によって異なります。
まず確認することは、気になる企業について、
- 希望する職種を募集しているか
- 職種別採用か、技術系一括採用か
- 専攻などの応募条件があるか
を見ることです。
ここを確認しておけば、「入りたい企業」と「実際に応募できる仕事」のズレを減らせます。
就活はすべて自分一人で進めなくてもいい
ここまでの3つを整理し、自分で企業を探せていて、調べた情報から応募先を判断でき、ESや面接も振り返りながら改善できているなら、無理に誰かのサポートを利用する必要はありません。
必要になったところだけ、このサイトの記事や大学の情報などを使いながら進めれば十分です。
一方で、
- 研究が忙しく、企業を探す時間が足りない
- 情報を調べても、自分に合う企業を判断しにくい
- 自分では知らない企業も見てみたい
- 自己分析が一人ではまとまらない
- ESや面接の改善点を第三者に見てもらいたい
- やることが増えすぎて、何から始めればいいか分からない
といった場合は、人に相談することで進みやすくなることがあります。
大学のキャリアセンター、研究室の先輩、友人などに相談する方法もあります。
最初は自分で進めてみて、途中から必要な部分だけ人の力を借りても構いません。「全部自分でやる」「最初から誰かに頼る」のどちらか一方に決める必要はありません。
「人に相談する前に、まず自分でやることを減らしたい」「就活全体の作業量そのものが重い」と感じている場合は、AIを使う、調べる企業を絞る、人に頼る部分を分けるなど、負担を減らす方法から整理してみてください。
第三者に相談する方法の一つが就活エージェント
第三者のサポートを使う方法の一つに、就活エージェントがあります。
就活エージェントは、企業を紹介してもらうだけのサービスではありません。サービスによって違いはありますが、企業選びや就活の進め方について相談したり、ESや面接についてアドバイスを受けたりできる場合があります。
そのため、
「自分だけでは探しにくい企業を知りたい」
「企業選びについて第三者の意見も聞きたい」
「研究が忙しいので、限られた時間で就活を進めたい」
といった場合にも、選択肢の一つになります。
一方で、自分で問題なく就活を進められているのであれば、無理に利用する必要はありません。
「就活が苦手だから使う」のではなく、「今の自分に必要なサポートがあるか」で考える方が分かりやすいでしょう。
また、エージェントを利用しても、就職先を決めてもらうわけではありません。
紹介された企業を受けるか、選考を続けるか、最終的にどの会社へ入るかを決めるのは自分です。
自分では補いにくい部分だけサポートを借り、最終的な判断は自分で行う。そのくらいの距離感で考えると利用しやすくなります。
まとめ|まず3つを整理して、必要なら人の力も借りる
理系就活が難しいと感じたら、まず次の3つを確認してみてください。
- 研究と就活の予定
- 専門をどこまで仕事に生かしたいか
- 興味のある職種と、企業の募集内容
ここが整理できると、漠然とした「就活は難しそう」という状態から、次に何をすればよいかが見えやすくなります。
自分で進められる部分は自分で進めればよく、時間がない、判断しにくい、第三者の意見がほしいところだけ人の力を借りる方法もあります。
全部を一度に解決しようとせず、今の自分が困っているところから整理してみてください。
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