就活を始めると、
まずは情報を集めようと考える人が多いと思います。
企業を調べる。
業界を調べる。
インターンを探す。
先輩の体験談を読む。
どれも自然な流れです。
実際、何も知らないまま進めるより、ある程度調べてから動く方が安心できると思います。
ただ、就活では少し不思議なことがあります。
調べれば調べるほど進めやすくなる人もいれば、
調べれば調べるほど迷ってしまう人もいるからです。
例えば、
最初はA社が気になっていた。
ところが企業研究を続けているうちにB社も良さそうに見えてきた。
さらにC社も気になる。
比較しているうちにD社も見つかる。
気付けば企業研究ばかりしていて、応募先はまだ決まっていない。
こうした状態は決して珍しくありません。
就活が進まなくなる原因は、情報不足とは限りません。
むしろ、情報を集め続けていることが原因になっている場合もあります。
この記事では、
なぜ調べるほど迷いやすくなるのか。
そして、どこで情報収集から判断へ切り替えればよいのかを整理していきます。
情報を集めているのに進まないことがあります
就活で止まりやすい人は、
何もしていないわけではありません。
企業研究もしている。
業界研究もしている。
説明会にも参加している。
むしろ周囲から見れば、
しっかり動いているように見えることもあります。
それでも、
「まだ決められない」
という状態になることがあります。
ここで多くの人が考えるのは、
「情報が足りないのかもしれない」
ということです。
もちろん本当に情報不足な場合もあります。
ただ、企業選びで長く止まっている人を見ると、
必要な情報はある程度そろっていることも少なくありません。
足りないのは情報ではなく、
判断するタイミングだったりします。
調べることと決めることは似ているようで違います。
情報収集が進んでいても、
判断の段階へ移れなければ前に進みにくいのです。
なぜ情報収集しすぎると迷いやすくなるのか
選択肢が増え続けるから
企業研究を始めたばかりの頃は、
候補もそれほど多くありません。
しかし調べるほど、
気になる企業は増えていきます。
最初は5社だった候補が、
いつの間にか20社や30社になっていることもあります。
選択肢が増えるのは悪いことではありません。
ただ、
選択肢が増えるほど、
比較する対象も増えていきます。
すると今度は、
「どこが一番良いんだろう」
という悩みが出てきます。
比較が終わらなくなるから
企業選びで迷ったとき、
多くの人はさらに企業を調べます。
すると新しい企業が見つかります。
また比較します。
そしてまた迷います。
企業研究が進んでいるように見えて、
実際には同じ場所をぐるぐる回っていることもあります。
本来の目的は企業を比較することではありません。
応募する企業を決めることです。
ここを見失うと、
企業研究が終わらなくなりやすくなります。
「もっと良い企業があるかもしれない」が終わらないから
情報収集が止まらなくなる理由の一つが、
「もっと良い企業があるかもしれない」
という考え方です。
実際、その可能性はあります。
ただ、その可能性を追い続けると終わりがありません。
企業は無数にあります。
すべてを調べることも、
すべてを比較することもできません。
だからこそ、
どこかで区切りを付ける必要があります。
完璧な企業を探すことより、
今ある選択肢の中で納得できる企業を選ぶことの方が現実的です。
就活で必要なのは情報収集ではなく判断です
情報収集は手段
企業研究も、
業界研究も、
説明会参加も、
最終的には判断するために行います。
企業研究の目的は、
企業について詳しくなることではありません。
応募するかどうかを考えることです。
業界研究の目的も、
業界知識を増やすことではありません。
自分に合いそうかを考えることです。
情報収集はあくまで判断の材料集めです。
判断が目的
就活では、
調べることそのものが目的になってしまうことがあります。
しかし本来のゴールは、
応募先を決めることです。
第一志望候補を決めることです。
最終的な進路を決めることです。
調べるために調べる状態になると、
頑張っているのに進まない状態になりやすくなります。
調べることが安心材料になりやすい
決めることには責任があります。
だから人は、
無意識のうちに調べる方を選びやすくなります。
情報を集めている間は、
まだ決断しなくて済むからです。
もし最近、
企業研究ばかりしているのに前へ進んでいないと感じるなら、
それは情報不足ではなく、
判断するタイミングが近付いているサインかもしれません。
情報収集を止めるタイミングはいつか
判断できる材料が揃った時
情報収集で悩みやすいのは、
「どこまで調べれば十分なのか」
が分かりにくいことです。
企業について調べようと思えば、
いくらでも調べられます。
口コミもありますし、
採用サイトもあります。
説明会に参加すれば新しい情報も増えます。
だからこそ、
すべてを調べ終わる日を目標にすると終わりが見えなくなります。
例えば、
仕事内容
勤務地
働き方
事業内容
このあたりが把握できていて、
応募するかどうか考えられる状態なら、
次は判断する段階かもしれません。
情報が足りないのではなく、
決めるタイミングが来ている状態です。
100点を目指さない
企業選びで迷う人の中には、
「もっと調べれば正解が見つかるかもしれない」
と考える人もいます。
ただ、就活では100点の情報を集めてから動くのは難しいことが多いです。
実際に働いてみなければ分からないこともありますし、
社員の雰囲気や仕事との相性も完全には見えません。
だからこそ、
ある程度整理できたら次へ進むという考え方も必要になります。
企業選びは、
完璧な正解を探す作業というより、
今の自分が納得できる選択肢を見つける作業に近いと思います。
情報収集を終わらせるのではなく優先順位を変える
ここは少し誤解されやすい部分です。
この記事で伝えたいのは、
「もう調べなくていい」
ということではありません。
就活では、
調べる
↓
決める
↓
応募する
↓
面接する
↓
また調べる
という流れを何度も繰り返します。
そのため、情報収集そのものがなくなるわけではありません。
ただ、
今は何を優先する段階なのか
を整理しておくことは大切です。
企業研究ばかり続けていて応募できていないなら、
今は調べることより応募を優先する段階かもしれません。
候補企業が決まらないなら、
情報を増やすことより判断基準を整理する段階かもしれません。
就活が進みやすい人は、
情報量が多い人というより、
今やるべきことを見極めるのが上手い人だったりします。
情報収集の次に考えるべきこと
もし今、
調べるほど迷っているなら、
次に必要なのは新しい情報ではなく、
判断するための考え方かもしれません。
判断基準を作る
企業選びで迷うときは、
企業を知らないから迷っているとは限りません。
何を重視するのかが整理できていないこともあります。
働き方なのか。
仕事内容なのか。
将来性なのか。
まずは自分がどこを重視したいのかを考えてみると、
企業選びはかなり進めやすくなります。
優先順位を決める
就活では、
やろうと思えばいくらでもやることがあります。
企業研究。
ES対策。
面接対策。
インターン探し。
自己分析。
全部を同じ熱量で進めるのは難しいものです。
だからこそ、
今の自分に必要なことから順番に進める考え方が役立ちます。
→ 優先順位の付け方
企業選びに落とし込む
判断基準や優先順位が整理できると、
企業選びも進めやすくなります。
企業数が多くて迷うときほど、
どの企業を見るかより、
どんな基準で選ぶかが大切になってきます。
まとめ
就活が進まないとき、
「まだ情報が足りないのかもしれない」
と思うことがあります。
もちろん、本当に情報不足な場合もあります。
ただ、
ある程度調べているのに前へ進めないなら、
原因は情報不足ではないかもしれません。
調べる段階から、
判断する段階へ移るタイミングが来ている可能性があります。
もし最近、
企業研究や情報収集ばかり続いていると感じるなら、
次に考えたいのは、
どんな情報を集めるかではなく、
何を基準に決めるかです。
まずは、
95 就活で迷った時の判断基準
または
96 優先順位の付け方
から読んでみてください。

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